2019/08/18

やんばる探鳥①  山原の飛べない鳥、ヤンバルクイナ

   山原で早朝からヤンバルクイナを観察してきました。
   2日分の観察、撮影したことを書きます。
   学名 Gallirallus okinawae    英名 Okinawa Rail
        
     まだ暗い時から待機し、ヤンバルクイナが現れるのを待っていました。

5時30分ごろから鳴き声が聞こえだし、明るくなってきたころに
見つけることができました。


日本で唯一の飛べない鳥。
地上での生活に特化した足はとても太い。

側溝の中や、その周辺で採餌していました。







偶然撮れた面白い1枚。
体はブレているけど、顔は止まっている。



車が来るとすぐ逃げる個体がほとんどですが、たまに上の個体のようにそのまま道路
に居続ける個体がいます。
ヤンバルクイナがよくひかれるのも納得できます。
山原の道は気を付けて運転してもらいたいです。

やんばる探鳥②  ホントウアカヒゲ

   山原でホントウアカヒゲを観察しました。
   この日は、朝から観察を始めました。


まず出迎えてくれたのが、このオスの若鳥。
なぜか尾羽が短いです。


尾羽は縄張り争いで失ったのでしょうか。
早く治るとよいですね。



成鳥のメス
縄張り争いでは、やっぱり成鳥が強かった。




何かくわえてる。



この個体が一番若かった。
縄張り争いでは不利な立場。

サクランボをくわえてる。
木の実も食べるのか。


警戒心が薄く、自然な姿を見せてくれました。




尾羽を広げた。






繁殖期が終わり、成鳥と若鳥がいる一番個体数の多い時期なので、
たくさんのホントウアカヒゲを見ることができ、よかったです。

2019/08/16

久しぶりの水田で早めの冬鳥観察

  最後に4月に行って以来の水田へ、久しぶりに出向きました。
  すでに冬鳥たちが飛来していました。


まず見つけたのがセイタカシギ
朝日を浴びながら採餌する姿は美しかった。
偶然右下にウスバキトンボが写りこんでる。





この個体は少し若い。


2羽のツーショット



セイタカシギの横にいたタカブシギ


狙いを定めて・・・・・・


何か捕まえました。


拡大すると・・・ ヒルの仲間?



少し移動するとアマサギがの群れ。
夏羽から冬羽へ換羽中なのか、完全な夏羽じゃない。



その近くにはアカアシシギ
こちらも完全な夏羽ではなさそう。



用水路にはアオアシシギ
嘴の根元は青だけど、足は青ではなく黄色。
なのにアオアシシギ。



観察を続けていると、冬鳥ではありませんが、なんとシロハラクイナが
茂みから出てきました!

たぶん若鳥。



しばらくすると、茂みに入っていきました。


まだまだ暑い日が続くというのに、すでに多くの冬鳥が飛来していることに驚きました。
また、冬鳥ではありませんが、なかなか姿を現さないシロハラクイナを見れて
楽しい観察でした。


2019/08/14

やんばるの森の赤い鳥

     久しぶりに、やんばるへ足を運びました。
     ジメッとした空気と、やんばるの森の雰囲気を感じるだけでワクワクします。


すぐにホントウアカヒゲのオスが現れました。
おそらく、嘴のねもとが黄色いので今年生まれの若鳥なのでしょう。



尾羽をピンと上げた格好が凛々しい



 茂みから声がしたので待っていると、今度はさっきの個体より若い個体が出てきてくれました。



何枚か撮らせてくれた後、茂みに戻っていきました。



子育ての時季が終わりかけているので、若鳥ばかりでしたが、
警戒心が薄いので観察しやすかったです。

2019/08/13

予期せぬ出会い

      生き物との出会いを求めて、やんばるへ向かいました。
      やんばるへ行くと、とくに固有種との出会いを期待してしまいます。
           
           すると、木の実を食べるシルエット


ノグチゲラです!


枝にぶら下がって無心に実を食べていました。
そんなにおいしいのでしょうか。
(画像は動画から切り出し)


この個体は頭が赤くないのでメスのようです。
逆光で、とても撮りにくい・・・・


実を食べているところは初めて見ました。

5月には同地で、デイゴの蜜を吸うノグチゲラを見ました。
その時撮った写真



県鳥のノグチゲラと、県花のデイゴの組み合わせはとても美しい光景でした。




再び今回の個体
下から見ると、キツツキに見えませんね。


実を食べ終えると松の木に移り、少ししてからやんばるの森に消えていきました。



予期せぬ出会いがあるところが、やんばるの面白さだと改めて感じました。